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永田町通信
(H21.9.29)
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 去る8月30日に衆議院総選挙が行われ自由民主党が300議席から119議席に、民主党が115議席から308議席にと大逆転になった結果、9月16日に民主党の政権が誕生しました。民主、社民、国民新の3党による鳩山連立内閣が発足しましたが、浮かれてばかりでは居られないのではないかと思います。総選挙で国民に約束したマニフェストは実現できるでしょうか。私たちの暮らしはどうなるのでしょうか。期待もありますが不安もあります。鳩山新政権を見ますと政党の幹事長に小沢氏、新内閣には菅直人氏、岡田克也氏、前原誠司氏、長妻昭氏、仙谷由人氏等、それぞれ各論客が揃って入閣していますが、今までは政府を追及していれば良かったが、今度は立場が変わって追究される立場になっている事であります。そして、殆どの閣僚は初入閣であります。それで官僚を排除して政治家だけで政治を主導して行くと言って「国家戦略局」「行政刷新・公務員改革」「閣僚委員会」と言う新しい部署を設置しましたが、その姿は、まだはっきり見えてきません。戦後の保守合同で生まれた自民党政治を根本から変えると言うことは歴史的な改革であると思われるかも知れないが、余り急激な変化では国民は戸惑うことにならないか、民主党のマニフェストでは消費税はあげない、国民が負担する部分は隠して政治をするという。これで、官僚と対決する。と嘯く。官僚は政治行政の専門家集団であり頭脳集団ですから彼らを敵にまわして、うまくいくはずがない。彼らと協調して、うまく使いこなすことが政治家にとっては大切なことではないだろうか。これは、ただ、私だけの心配ではないと思う。一方野党となった自由民主党は、新しく第24代新総裁が選出されて谷垣新総裁が誕生しました。これからは、党員が一致団結して国民から信頼を取り戻す努力をすることが大切である。総裁選挙で争ってもその尾を引くことなく、若きも古きも同じ方向で互いに協力されることを第一としないと政党としての意義はなくなる。自民党員の良識を信頼する。

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