東京都議会議員の選挙が7月12日行われた。その結果は民主党が改選前の34議席から54議席に躍進し、自民党に変わって都議会の第一党になりました。自民党は48議席から38議席に激減した。その自民党は公明党と合わせても過半数には3名足りなのです。しかし、単独過半数の政党は何処にもないのです。民主党も共産党と手を組まなければ何も出来ない状況となっています。これが日本の首都東京の姿であります。こうした責任を麻生総理大臣一人に背負わそうとしているのは自分の責任を棚のあげて、他人に押しつけようとする最も卑劣な行為ではないだろうか。今月朝日新聞の行った世論調査では、麻生おろしには「納得できない」が65パーセントで「納得できる」の22パーセントを大きく上回っています。この現実を見ても自民党の中で一致団結して選挙にあたれば都議会議員の選挙で10議席も落とすことはなかったのではないかと思います。今度は、衆議院議員の総選挙が目前に迫っています。7月21日の週で解散、8月18日公示、8月30日投開票との総理の発言も出されています。しかし、自民党の中では「麻生首相では総選挙は戦えない」として、「麻生おろし」の大風が吹いていますが、国民にこんな醜態をさらすときではない。相次ぐ地方選での敗北は経済政策の失敗や風だけの問題ではない。党内の不安定さが国民に不安を与えているのではないかと思います。わずか10ヶ月前に自民党の顔として麻生総裁を担いで、これで総選挙を行うとして決めた自民党が又も表紙を変えるだけで姑息な選挙を行えば、それこそ、国民は自民党から永遠に離れて行くであろう。そう言うことが起こらないように自覚を求めたい。 |