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永田町通信
(H19.1.24)
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自由民主党の党大会が1月17日開会されました。その中で、平成19年の党運動方針が採択され、重点政策として、次のごときスローガンを掲げました。
○憲法改正手続法案の早期成立を実現し、新憲法制定に向けて国民的論議を喚起する。
○教育改革を推進し、公教育を再生し質の高い教育と規範意識・志のある国民を育て、  品格ある国家・社会を実現する。
○地域の教育力を高めるため、「教育再生地方議員の会」の全国展開を推進する。
○わが国の伝統や文化を尊重し、美しい国づくりに向けた文化立国の実現を目指す。
これが、新しい国の形作りである。どんなに難しい課題にあっても果敢に取り組んでいくことを誓い合ったのです。こうした政策を実現するためにも政治基盤を安定させなければならない。今年は、4月に統一地方選挙、夏には参議院選挙があり、与野党にとって政治決戦の年であります。特に、参議院選挙では過半数を獲得して政権を維持して国会の運営を安定した軌道に乗せたい自民党と、与党を過半数割れに追い込み、衆議院解散、総選挙を迫って攻勢をかけてくる野党との激突が予想されています。与野党どちらも敗北すれば党首の責任問題が浮上し、求心力が低下するだけに、25日から始まる通常国会での対決姿勢が一段と強まることは間違いない。安倍総理は年頭の記者会見で憲法改正を参議院選挙の争点にしたいと明言された。また、首相在任中に改憲の実現を目指す意向を述べられた。一方野党小澤民主党代表は改正案の条文化が党内で纏まらなかったため改憲問題を避けて国民生活に身近な格差是正問題を争点にしたいようである。 しかし、政権政党を目指すなら、国家像を明確にした憲法改正案を作成して競い合うべきではないか。そこから逃げ出して政権を執ろうとしても国民は騙されないのではないか。

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