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永田町通信
(H18・5.16)
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 長かった連休も終わり、今国会もいよいよ終盤に入った。まだ重要法案も教育基本法をはじめ大事な法案が残っているが、マスコミなどの報道は9月に行われる自民党の総裁選の記事が多い。今までのように派閥のトップが総裁候補というわけではないから、領主同士が集まって候補を纏めようとしても、纏まりにくいのが現状である。そういうことでは旧い自民党は小泉政権により壊されている。その中で、昨年の衆議院選挙で初当選した「小泉チルドレン」といわれる人たちの取り込みを狙った既存派閥の活動が目立ってもいる。しかし、そのチルドレン達も自分たちの存在を誇示しようとして新政治研究会、無派閥新人サロン、伝統と創造の会、というような勉強会を6,7種類立ち上げているようです。9月の自民党総裁選挙まで残り5ヶ月本命としては安倍晋三官房長官、対抗として福田康夫前官房長官の名前が挙がっているが、ご両人とも森派である。森前首相はいずれか一人に調整することは非常に難しい情勢である。
一方野党である民主党は代表に小沢一郎氏が就任し来年夏の参議院の選挙では与野党の議員数を逆転させるためにあらゆる手段を考えていると言う報道もあり、自民党にとっては重大な総裁選びとなる。総裁選で破れた自民党の非主流派と連携をとり野党と共に勝った方と戦うという手段すら囁かれている。もし、そのようなことになるとすれば我が国の議会制度は全く機能しなくなる。二院制の我が国では両院で可決して初めて法律となる制度であるから参議院でも過半数を持たなければならない。小沢代表は自民党の中に友人も多いし、信頼している同志の議員も多いであろう。参議院選挙をどう乗り越えるかがポイントとなり、大変な激戦が予想される。私も自民党議員ではないが議会制民主主義を守る本当の自民党が出来ることを切に望む。

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