人の噂も七十五日と言う諺がありますが、世間の噂がどんなにやかましくても、せいぜい七十五日もすれば、自然と収まり、忘れられることであり、七十五日には、べつに根拠はない。良い噂でも悪い噂でも長く続くものではない。ライブドアの堀江社長が東京地検特捜部に逮捕され、六本木ヒルズから拘置所え、その変転の激しさに衝撃を受けた人たちも多かったであろう。昨年9月の衆議院総選挙で自民党現幹部の偉い方々が、これ以上に誉める言葉がないぐらい誉めて日本の大英雄に仕立てて堀江前社長の信用度を高めた。それを信じた多くの国民がライブドア関連株を喜んで買い求めた。これは、耐震偽装の建築物と何ら変わらない。見た目には綺麗なりっぱなマンションを建築会社、販売会社を信じ購入した市民が、いま大きな犠牲を背負う事になってしまった。この責任は誰がどのようにとるのか。国民の税金を入れようとする動きもあるが。 これと全く同じで、堀江前社長の選挙応援にいった偉い人たちは、「自民党公認でないから」自分には責任がないように考えているのではないか。自民党の公認者よりも力を入れた応援をしたのが事実であり責任を感じるというならば、口だけでなく、行動で示すべきでないか。責任を痛感しているというならば、どのような責任をとるのか明確にすべきである。七十五日で忘れてはならない。来年は参議院選挙もある。 |