現在、世界で一番注目を集め、毎日のニュースに欠かさず取り上げられているのは大変残念である問題が、イラク問題である。それならば、イラク問題とは一体なんだろう?それは、イラクが湾岸戦争の停戦条件として大量
破壊兵器の完全撤廃を約束したにもかかわらず、これを不履行。こうした国連安保理の19回にわたる決議を無視し続ける態度は、国連の権威に関わる問題である。この際イラク側は大量
破壊兵器を廃棄した証拠を示すべきではないか!我が国にとっても、大量破壊兵器の拡散は重大な問題であり、中東地域の平和と安全にも大きな脅威である。また、北東アジアの安全保障にとっても非常に重要である。日本はこの地域に原油の大半を依存しているので、経済的にも重大な懸念をもっている。今、最も重要なことは、国際社会が一致団結してイラクに対して圧力を掛け、大量
破壊兵器の廃棄と自由な査察が行われることである。しかし、これまでに多くの時間を費やしてきたアメリカや国連にとってもう時間は残り少ない。この解決はイラク側の対応にかかっている。
日本にとってはアメリカ頼りの安全保障がここへ来て態度をはっきりさせる事が出来ない足かせとなっている。イラク情勢がこのように緊迫化していると同時に日本にとっては核開発を進める北朝鮮の問題も極めて深刻な脅威である。日本政府は、いろいろなルートを通
じて平和的解決を図りたいとしているが、この国に国際常識が通じるか疑問である。最近は、ミサイル実験の再開を示唆したり、経済制裁に踏み切れば、「戦争行為と見なす」などと、発言をもしている。日本は、平和的解決に外交努力をすると同時に、万一の事態に備えを怠ってはならない。先月24日には地対艦ミサイルを発射し、26日には、原子炉再稼働を行っている。いったい日本の危機管理体制はどうなっているのか?有事法制を真剣に考えなければならないのではないか、日本の防衛に不可欠な日米同盟の強化も必要であるが、日本の政治家は国家国民に対する責任の最重点は、国民を保護することであって、のんびりと卓上の議論をしている時間はない。北朝鮮が日本の安全を脅かしているのは厳然たる事実である上、数分でミサイルが着弾するのもれっきとした事実です。野党の事なかれ主義は日本の進路を危めます。本当に政権を取ろうと考えているかは・・・でないでしょうか?風見鶏では国民に責任ある政治はできないと考えます!