自由民主党総裁選挙が4月24日に開催され、小泉純一郎新総裁が298票という圧倒的な得票で誕生しました。亀井候補の突然の辞退もあり、3候補での選挙になったものの、地方票を拡大するなど開かれた形での選挙が行われたと思われます。今回の選挙の争点として、脱派閥、世代交代などがあげられますが、これからの小泉新体制での最大のポイントとなるでしょう。現在自民党の議員の中で若手と言われる当選4期以下の衆議院議員の比率が6割以上になっています。橋本派の若手による派閥締め付けへの抵抗、若手無派閥議員による麻生氏擁立など、若手の行動が今回の総裁選を大きく変えたのと同じように、今後の政権運営にも必要不可欠な戦力だと思います。今までのように派閥順送り、当選回数別の人事を行っていては、この多くの優秀な人材が埋没してしまうのが目に見えています。これを期に、派閥の枠組みを超えた、適材適所の優秀な人材登用が今後の自民党再生を占うことでしょう。しかし、若さや女性と言うキーワードだけでも不十分です。議員本人の資質が問われるのも当然です。皆さんもこの点には十分注意してご覧になり、今後の自民党に是非ご期待下さい。